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防犯カメラ基礎知識

レコーダーで録画可能な映像規格

現在アナログハイビジョンカメラの映像規格には、TVI、AHD、CVIという規格があります。
また、同様のケーブルを使用する規格にSDI、EX-SDIというデジタル映像規格があります。
映像の解像度に関しても、1280×720ピクセル ~ 3840×2160ピクセルと多くの規格があります。
レコーダーで録画をするには、カメラの映像規格と解像度に対応していないと使用できません。
当社の扱っているHIKVISION社製DS-72xxシリーズはTVI、AHD、CVIの2592×1944ピクセルまでと、非常に多くのカメラに対応しています。

HD-TVI(High Definition Composite Video Interface)

HD-TVIは現在のバージョンで解像度3840×2160ピクセルの4K映像まで対応しているアナログハイビジョン規格になります。
映像データの解像度が高く、動作も安定しているため、防犯用途に向いています。
配線距離は3C-2V使用で500mの長距離で使用が可能です。
カメラのケーブルも既設のアナログカメラで使用している3C-2V等のケーブルを、そのまま使用することができます。

AHD(Analogue High Definition)

AHDは3C-2Vケーブルでハイビジョン映像を扱える規格として誕生しました。
デジタル信号で伝送していない、アナログハイビジョン規格のひとつになります。
発表当時は解像度1280×720ピクセルのハイビジョン映像でしたが、現在は2592×1944ピクセルの高画質映像まで対応しています。
ハイビジョン映像までのAHD規格をVer1.0、フルハイビジョン以上の規格Ver2.0と呼ぶこともあります。
配線距離は3C-2V使用で500mの長距離で使用が可能です。
カメラのケーブルも既設のアナログカメラで使用している3C-2V等のケーブルを、そのまま使用することができます。

HD-CVI(High Definition Composite Video Interface)

中国のCCTVメーカー「Dahua(ダーファ)」が開発したアナログハイビジョン規格になります。
Dahua社以外に採用しているメーカが少なく日本国内ではあまり見られない規格になります。
配線距離は3C-2V使用で300mと他規格に比べて多少見劣りしますが、十分実用レベルといえます。
カメラのケーブルも既設のアナログカメラで使用している3C-2V等のケーブルを、そのまま使用することができます。

HD-SDI(High Definition-Serial Digital Interface)

HD-SDIは、ハイビジョン画質の非圧縮デジタルビデオ信号伝送規格です。
地上デジタル放送向け撮影機材用途等で使用されているSDI規格の、フルハイビジョンに対応したHD-SDI規格を用いて、 非圧縮のデジタル映像を伝送する規格なので、はっきりした映像を得られるのが特徴です。
解像度は1920×1080ピクセルのフルハイビジョン映像に対応しています。
アナログカメラ同様の、同軸線で配線出来ますが一般的にはデジタル放送と同じ5C-FB線で配線します。
3C規格の同軸ケーブルでの配線も使用できますが、伝送距離は30mまで、5C-FBケーブル使用時でも伝送距離は100mですが、100m以上の配線を行う場合はリピーター機を使用し、 カメラ電源のほかにリピーター機にも電源を供給する必要がある等、配線距離の制約が多く、機器の価格も非常に高いのが難点です。

EX-SDI(Extended Srial Digital Interface)

EX-SDIは韓国EYENIX社の圧縮伝送技術です。
HD-SDIの映像を視覚的にわからないレベルで圧縮することにより、3840×2160ピクセルの4KUHD映像にも対応しています。
HD-SDI規格、最大の弱点でもある、配線距離の問題も3C-2Vケーブル使用時で300m、5C-2Vケーブルで500mと、アナログハイビジョン規格には劣りますが、 一般的な使用には問題の無い配線距離になりました。
カメラ側にデジタル圧縮機能を搭載しているためカメラが非常に高価になりますが、デジタル映像特有のはっきりした映像を得られるのが特徴です。

CVBS(Composite Video,Blanking,and Sync)

コンポジット映像信号と呼ばれ、映像信号を構成する同期信号、輝度信号、カラーの場合は色信号、を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした信号規格になります。
防犯カメラでは、アナログカメラで使用され、解像度720×480ピクセルのD1(35万画素)、640×480ピクセルのVGA(30万画素)、352×288ピクセルのCIF(10万画素)、320×240ピクセルのQVGA(8万画素)等が 良く使用されています。 一般的に防犯カメラというとこのクラスの映像を思い浮かべる方が多いと思います。

OSD(オンスクリーンディスプレイ)

OSDとは、モニター画面上に設定メニュを表示する機能です。
カメラ映像に重ねて表示され、カメラのコネクター部にあるOSDコントローラー又は、後述のUTC機能対応機器の場合はレコーダーのPTZコントローラーで操作し、カメラの詳細設定を変更することができます。

UTC

UTCとは、同軸ケーブルを介してカメラのOSDメニューや、レンズ調整などを行う機能です。
カメラの設定やレンズ調整を行うために、カメラの近くに人がいる必要がなく、非常に安全に変更作業を行うことができます。
UTC機能を使用するためには、カメラとレコーダーの両方がUTC機能に対応している必要があります。